嗤うケダモノ



日向が部室の扉を開けると、由仁は昨日捨てたはずのクシャクシャになった紙人形を眺めていた。


「先輩?
リベンジですか?」


「…
んーん。
もう彼女は呼ばない。」



< 194 / 498 >

この作品をシェア

pagetop