ひねくれ者が集まって。

認められたもの

「つーか、もうこんな時間じゃねーの。」

葵の言葉で、時計を探してみる。

が、何処にもないので、一番近くにいた颯に。

「今何時?」

と尋ねる。

「6時、だな。」

うーん・・・。

微妙な時間。

「もう帰るか。」

颯の言葉に、私はコクリと頷く。

「じゃあ私、着替えてくるね。」

そう告げて、少し早足で階段を上り、奥の部屋で着替える。

ワンピースは畳んで、下へ持って行ったほうがいいのだろうか。

そんな事を考えながら、ネックレスをつける。

このネックレスも・・・そろそろはずさなくちゃ。

これじゃあまるで、過去に依存しているみたいだ。

・・・実際、依存してるようなものだけど。

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