【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~


「んっ、ご馳走様でしたっ」


手を合わせた後、パンの袋をビニール袋の中に入れる。



さ、教室に戻ろっかな---




「じゃ、行くね」


私の横でいつの間にかゴロンと横になっていた九門に言う。


そして立ち上がりながらスカートの埃をはたいた。




「…んッ」



返事を返す九門も何故か私に続いて、ダルそうに立ち上がる。


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