【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~
それに私の母親について知っていた事も---
桐生先輩とは話したいことが山ほどあるのに…、普通に会話をする事が出来そうにないから諦めざるおえない。
「はぁー…」
「溜息をつくと幸せが逃げますよ?」
声のした方に視線を向けると、そこには綺麗に微笑む夏目静香がいた。
今日、三度の出会いだ---
「こちらに座っても宜しいですか?」
「どうぞ」
頭を下げ、ニコリと微笑んだ。
っと言っても、この長い前髪では私がニッコリ笑っても分からないか---