【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~
「黒ヒョウがなんでこんな所に?」
私の視線は獣。
でも声をかけたのは近くにいた黒スーツ達にだったのだか、私の問いには誰も答えてくれない。
それどころか無言で、私にどんどん近づいてくる。
こいつらが私をどうするのかなんて分からないけど、とにかくここから逃げた方がいいだろうと判断し立ち上がった。
さて、どう逃げようか?
ここは駐車場。
道路脇には木が生い茂っている。
木に登って逃げればいっか---
よしっ!
気合を入れたところで、高くジャンプする。