恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
「俺も大屋も、慶次郎さんに憧れてるんですよ~!学生時代から慶次郎さんはカリスマ的存在で。なぁ、大屋」
山野君も大屋君も、私より年上の35歳、36歳だった。
「そうそう。高校の先輩なんですけど、学校でも有名だったんですよ。写真撮りに外国行ったりしてたし、写真の賞とかバンバンもらってたしね。そのくせに、スポーツもできて、そこがまたずるいんですよね」
ふたりが慶次郎の話ばかりするから、モニカも裕美も慶次郎に興味津々になってしまった。
早く来ないか、と店の入口をチラチラ見ていた。
「あ、電話だ!」
山野君が慶次郎からの電話を受けた。
来る?
来ない?
どうしても会いたい。