暗闇の中にいる私。
えー!

お母さん出て行っちゃったよ!

竜「希望?お袋に助け求めても無駄だからな。」

希望「その前に、離してください。」

竜「嫌だね。離したら、希望逃げるだろ?」

希望「そりゃあ、逃げますよ。」

竜「敬語になってる。」

希望「ねえ、涼介達に電話していい?」

竜「駄目だ。助けを求めるのわな。」

希望「竜?どうしたら、離してくれるの?」

竜「希望の本当の気持ちを言ってくれたらかな。」

希望「好きなのかもね。竜の事。でもね、付き合ってもないのに、こーゆー事されるのは困るよ。」

竜「よく言った。」

やっと、離してくれたよ。

私は急いで部屋を出て、涼介達がいると思われる、龍王倉庫に向かった。

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