暗闇の中にいる私。

久しぶりの再会♬

次の日…。

今日は舜さんが帰ってくる日。
なので、私は闇に染まってた頃の格好をしています！

蒼斗「なんか、懐かしいね。」

希望「そうだね。あの時は思っても見なかったよ。この黒い格好をしなくなる日がくるなんて。」

類「それだけ、成長したって事だよ。」

雄也「そろそろじゃねーの？舜さん、来るのって。」

竜「そうだな。」











リビング…。

舜「ただいま。」

奈々「お邪魔します！」

竜母「奈々ちゃん！また、綺麗になったのね。」

奈々「綺麗だなんて、お義母さんに比べたらまだまだです！」

竜父「愛もそのへんにして、舜の大事な話を聞こうじゃないか。」

竜母「そうね。敦さん！」

竜のお母さん、愛って言うんだ！
竜のお父さん、敦って言うんだ！

舜「話ってのは、子供ができたって事だ。」

みんな「えっーーーーーーーーーー！」

わおっ！

命って凄いんだね。
私、初めて感じたよ。

竜「兄貴、おめでとう！」

竜母「奈々ちゃん。よく頑張ったわね。産む時、辛いと思うけど、サポートはしっかりするからね。」

奈々「ありがとうございます！」

新しい、命か…。

私の時はどうだったんだろ？
二人とも一回は喜んでくれたのかな？

竜「ボソ///希望…大丈夫か？手が震えてるぞ。」

希望「……」



舜「あれ？5年前にもあった子だよね？」

竜「ああ。闇から抜けた姿みるか？」

私は、パーカーを脱いでフードをとった。

希望「お久しぶりです。瞬龍さん。」

舜「あっ！あの時、お店に竜と来てた子だよね？」

希望「はい。」

舜「あの時の約束守れなくて悪かったな。」

希望「いえ。気にしてませんので。それに、竜が守ったじゃないですか。」

舜「そうだな。」

涼介「どうゆうことですか？約束って。」

舜「希望を公園で見つけた時、希望に光の世界へ連れ出してって頼まれたんだ。でも、俺の力不足で連れて行くことができなかった。そのあと、俺は、龍王を引退し、希望は一切連絡をたった。もともと、希望は喋らなくて、メールのやりとりはしてたんだが、連絡すら、わからなくなっていた。悔しさのあまり、潤や翔、卓（すぐる）勝（まさる）、にたのんで探してもらってたんだけど、見つからなくて、竜にも、頼んだ。でも、竜は女嫌いだったから、探してないって、薄々気づいてた。でも、親父から竜が唯一興味を持った女の子がいる。って聞いて、希望だと思ってた。まあ、こんなところかな。」

希望「こんな私のためにすいません。」

舜「希望が謝る必要はないんだよ。俺が勝手に責任を感じてただけだから。」

竜「やっぱり希望だったんだな。親父も気に入ってたからなんかあるとは、思ってたけどよ。」

竜父「だってさ、舜が探して5年も見つからなかった、女の子が5年たった、今、目の前にいるんだもんな。」

蒼斗「龍王は、歴史が深いですね。」

希望「そうだね。あの時、私はまだ、闇にいて、その当時の龍王の人に顔を見せなかったからね。特徴は黒の服にパーカーを深く被るって事だったしね。」

舜「でも、もう一度会えた時に闇から抜けてたのは嬉しかった。」

希望「ありがとうございます。」