暗闇の中にいる私。
太陽「暮らすって、言い方。」

希望「ああでも、言わないとどいてくれなさそうだったし。」

蒼斗「希望、おそるべし。」

希望「竜って、末っ子だよね?」

涼介「そうですけど、どうかしましたか?」

希望「いや、なんか、極端に幼い時と極端に男の大人って時と差がありすぎてるなって、思っただけ。」

壮太「希望が他人に興味を持つようになるとは、思ってもいなかったよ。」

紫苑「希望も、生きてる意味、見つけられたんだな。」

希望「そうだね。竜が教えてくれた。生きる喜びを。」

壮太「お父さんも、お姉ちゃんも春乃もお母さんも喜んでたよ。こないだ、ひさびさに希望に会えたけど、光を見つけてたって。」

希望「壮太。施設長に伝えといて、あの時は、すいませんでした。って。」

太陽「もしかして、あれのこと?」

希望「うん。」

蒼斗「あのさ、そろそろ、俺らもわかる話しないか?蝶龍が俺たちに心を開こうか悩んでるのは、わかってるから。」

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