声が聴きたい


「そ、側にいた、秀もね、見守る、感じで……四人にふざけたところ、なくて。わ、たしは100%、三浦君が、とは言い切れない、けどっ、あの、3人の誰かが、凛ちゃんを真剣に、好き、なんだって感じた、よ」


「凛、もしもさ、金辺君だったりして、先に告られちゃってさ、それからでも、凛は三浦君に気持ち伝えれる?」あたしは少し意地の悪い言い方をした。


「……それは……」


凛の優しい性格なら、好きな人の仲の良い人からの告白なんて、それを知っていて後押しした時点で三浦君が自分に気がないと決めつけるだろうし、告白を断って普段、和絡みで一緒に居ることも多いあたしたちがこれから普通に出来る訳もない。


「どうせさ、気まずくなるんなら、勇気だして、告ってのほうが後悔、しないと思わない?」


「凛ちゃん……私ね、秀が告白されてるの、今もなぜか、遭遇しちゃう……」そう苦笑いをする和。


「最初のころ、は、イヤだったけど、ガマン、しちゃった……だけど、何か、空気悪くて、ケンカ、した。」


「それからは、今も、ちゃんと聞くの。あれは誰?どうなったの?って……その時は気まずいけど、二人で確かめる、気持ち。」


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