存在
 (私が悪いんだよね…寂しさ紛らわすために付き合いだした不倫なのに…本気になって…)

 『そうだよね…私が一番悪いんだよね…ごめんね…。』

 『愛美を責めてるわけじゃないんだよ。彼との事をしっかり見つめ直しな…って言ってるんだよ。結局、傷付くのは女の人なんだから。』

 いつものように、ただ慰めてくれると思って電話した私にとって…

 存の言葉は深く心に突き刺さった…。

 存は怒ってる…

 存は呆れてる…

 存は最低な女だとずっと思っていたのかな…。
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