意地悪なキミに、スキをあげる。
アヤと先生





次の日の朝、




「でっ!どうだったの、昨日」

「えっ?!………ん〜…溶けたっ」




語尾にハートマークをつけるように祐希奈に答えると

『ひいーーうらやましい!』と声を上げた。




「あっアヤちんおはよ〜?今日は遅いね?」

「おはよ」




後ろからやってきたアヤが机にカバンを置くきながら祐希奈にあいさつ。



いつもと変わらない風景。

でも…




「アヤおはよ」

「……………」

「アヤ?」

「…はよ」




あたしに対する態度だけが、どこか違う気がした。

…気のせい?



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