キケンな花嫁修行~結婚相手が二人!?~四ノ宮蘭編
食事もお風呂も済ませ寝る準備が整ったところで、蘭さんは私にまだ話していなかったことを打ち明けてくれた。


私の前にも結婚話はいくつか持ち上がっていたけれど、それは断っていたらしい。

けれどその話が、会長の息子である蘭さん達をやっかんでいる三嶋さんの耳に入ってしまった。

それから彼が、色々な陰口を言い触らしていたようだ。



「だから昨日、カンナが三嶋さんに言い寄られてるところを見たら、何を言われてるかはすぐわかったよ」

「そうだったんですか……」

「蓮は、僕が本音を押し殺してるだけだと思ってるんだろうけど、僕は本当に出世のために結婚したいと思ってるわけじゃないんだ」



それを聞いて、私はあからさまに安心してしまった。

今はもう、蘭さんの言うことを素直に信じようと思える。


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