魔界の姫君




―――嫌だな。



幸せになりたかった。



平凡で、平和な日常がほしかった。



叶わなかったのかな?



もう、眠ろう。



きっと、楽になる。



気がつけば、また違う場所に居て『違う誰か』として生きてるんだ。



奴隷の僕なんか忘れて。



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