【俺様番外編】役者達の日常

そんなある日、２年になった俺は同じクラスの女が気になり始めた。



『里沙』って言う小さくてカワイイ女。



イジメられてるのに全く同じない。



ぶっちゃけカッコイイと思った。



「疾風君、一緒にご飯食べて。」

「は!?俺!?」

「ダメならイイ…。」



いつも一人でいる里沙が俺に話し掛けて来たのは給食の時間だった。



でも何でコイツ一人なんだろ…。



「何でイジメられてんだよ。」

「ん～とね、真壁さんの彼氏があたしに惚れたんだって。別に取ったわけじゃないのに…。存在自体がウザイんだってさ。」

「へぇ～…。」



カワイイってだけでイジメか…。



気の毒だ…。



それから毎日俺の机で一緒に給食を食った。



「疾風ってカッコイイよね。一人でいるのが特に。」

「好きで一人でいるわけじゃねぇのに一人なんだよな～…。」

「じゃ、仲良くしてね!?」

「あぁ。」



里沙といると落ち着く…。