【俺様番外編】役者達の日常
お兄ちゃんが出て行ってから微妙な沈黙…。



疾風の部屋初めてだから緊張してしまう…。



「里沙、イジメられてる?」

「イジメられてないよ?あたしはいない存在になってる。」

「そうか。里沙は強いな。そこが好き。」



今日に限って『好き』とか言うし…。



余計緊張しちゃうじゃん…。



「キスしていい?」

「えっ!?あ、はい…。」



何か全部がドキドキしちゃう…。



疾風が新鮮に見える~!!



「イジメられたら俺に言えよ?どんな手使っても守ってやる。」

「うん。でも疾風に話し掛けた時からイジメらしいイジメはナイもん…。みんな疾風が怖いみたいで。」



一匹狼してた疾風は中学じゃ怖がられる存在だった。



本当はノリがよくて話しやすいのに…。



「ヤりたいんですけど…。」

「うん。」



初めて疾風の部屋でした。



疾風のベッドは疾風の匂いに包まれてた。


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