【俺様番外編】役者達の日常
【隼人】



俺にはカワイイ双子の子供がいるんだ。



姉の由優は莉里にそっくりなワガママっ子。



弟の響は天才肌の音楽バカ。



目に入れても痛くないこの二人…。



まだ4歳のカワイイ盛り。



「パパの髪の毛黒いの?」

「うん。由優はママに似たんだね。カワイイよ金髪。」

「でもね、マサシ君が由優の髪変って言ったの。」

「はぁ!?許せねぇ…。」

「でしょ?だからね、思い切り平手打ちした。」



我が子強し。



さすが莉里の娘。



「親父、俺って気持ち悪い?」

「何で?」

「目が緑色だって…。」



俺も昔傷ついたから響の気持ちはわかる…。



ごめんな響…。



「人と違う事って悪い事じゃないんだよ?個性って言ってもわかんないかな…。」

「コセイ?」

「うん。人にはそれぞれその人のよさがあるんだよ。それを個性って言うんだ。」

「じゃあ俺の目は?」

「カッコイイよ。気にいらないなら大きくなったらコンタクト入れちゃえ。パパみたいに。」

「うん…。」



泣きそうだ俺…。



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