XXnoKids
触れた金属。


ヌルヌルとした指先に金属を感る。


その金属をゆっくり確かめるように中指の先端で探った。

パチンコの玉よりも


だいぶ大きいな。


この日いちばん恥ずかしそうな顔になった彼女はカラダを、ぴとっと密着させるようにして腰に手を回し、指で後頭部の髪の毛を逆なでながら耳元で、

「せんきゃく」

「先客?」


「そう、先客 」

と、いたずらっぽく笑った後、柔らかい唇で俺の唇をふわっと軽くつまんだ。
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