最初で最期の片想い



「小笠原」


「隼人、ごめん
まだ無理!」


「そっか」

隼人の悲しそうな顔をみると
胸が苦しい
でもごめんね
絶対傷つけちゃうから


「萌」

「何?」

「隼人の事避けてるでしょ?」

「ごめん、そういうつもりじゃないんだけど
私余裕がないから隼人を傷つける気がするから」

「理由はわかった
そのうちちゃんと仲直りしてね」


「うん、迷惑かけてごめんね」


「大丈夫だよ」
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