【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
「それにしても、栄養素偏ってるな。はあ、仕方ない」



俺は菓子パンやコンビニ弁当の山を横目に自分の栄養満天弁当を置き、背中に置いていたデカイバスケットを引っ張り出す。



全員、俺のそのバスケットに釘付け。



「…そんなことだろうと思って、俺も、用意してありますよ!」



「「「オォォォ!!」」」



開いたそこには、昨日漬け込んだハチミツレモンのタッパー、レモンパイ、レモンたっぷりババロアのラインナップ。



「レモンにはビタミンたっぷりだから…って聞けよ!」



既にバスケットの周りにはうちの主力達が群がっている。



まあ勿論、メインのレモンパイの一番大きいのをかっさらうのは…。



「んむ。小鳥遊はいい奥さんになる」



冗談なんだか、本気なんだか分からない、ポーカーフェイスの秀吉キャプテン。



パイ生地のパリパリが口の端に付いてます、それでもイケメン。
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