【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
由貴先輩の作ったミネラルウォーターを飲み、体育館の壁にへばるように座ると、隣にドサッと行雲先輩が座る。



「ダアッ!キャプテンは鬼じゃ!死ぬ!」



「ホントそれな」



「それより椿、なんか今日、お前甘い匂いするやん?どぎゃんした?」



行雲先輩がその可愛らしい顔を近付けて、くんくん、と俺を嗅ぐ。



やべー超可愛いこの人男だし184センチもあるけど抱けるわ。



「今、俺、貞操の危機を感じたとやけど?」



ぎろりと睨むその顔も、んー、お目見麗しいっ!
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