お嬢様、口づけを…




「じ、じゃあ、荷物整理を…」





そういってスーツケースに手を伸ばしたとき。


―――――ガシッ。




「え…?」


思わず声が漏れてしまった。


先輩が私の手首をギュッと掴んだ。






「きゃぁ!」






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