紅の蝶【完】






……?





なんだろ?





『はい、』





「あ。華音ちゃんっ!?」




焦ったような琉聖さんの声。





「ほ、香港……香港に早く来てっ!!」





……?





え?






香港……?






「ごめん、壱帆さんにかわって?」




『あ、はい。』





私は不思議そうな顔をした壱帆さんにスマホを渡す。





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