紅の蝶【完】
「翔輝っ!!」
すぐ横に2台の車が止まった。
先頭の車の運転席から琉聖さんが顔をだす。
「お話を伺います。どうぞ、後ろの車にお乗りください。」
びっくりするくらい冷酷な翔輝の声がした。
それに気づかないのか幸せそうな3人家族は笑顔で車に乗った。
チッ…
翔輝の舌打ちが綺麗にきまったところで身体が宙に浮いた。
『しょ、翔輝っ?』
「俺は華音から離れない。」
一言呟くと琉聖さんが待つ車に乗り込み車が走り出した。