紅の蝶【完】






貴方がここに来たときから。







私は口角を上げた。





『吐き気がするから早く出ていきなさい…あ、それと、一応私を育ててくれたお礼。ありがとう。』





上重の顔がひきつるのがわかった。




きっと私は今凄い顔をしているのだろう。





上重は屋敷から出ていった。




< 37 / 403 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop