甘い時間は生徒会室で。


結愛ちゃんが出て行ってしまった後の生徒会室。


「え、なんで、結愛ちゃんあんなに急いで出てったんだ?」


「うそ、神崎先輩知らないんですか?」


驚いたように聞いてくる松島。


驚いているのは、松島だけじゃなくて、白石も。


あまり顔には出していないけれど、雅人も。


「俺もわからないんですけど………………」


状況を掴めていないのは、俺と愁だけみたいだ。


「男子はダメですね。女心がわかってないんだから。」


白石は俺たちに呆れているようだ。


そんな中で、


「僕まで一緒にしないでもらえますか?」


不機嫌そうな雅人。


「雅人はわかってるのか?」


「わかってますよ。」


雅人はメガネをクイッとあげてこっちを向いた。


< 267 / 372 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop