恋花火 ~恋は甘く切ない~
どういうつもりで言ったのかはわかんない。
だけど、この時のあたしは丹後くんの言葉が嬉しすぎて、そんなことどうでもよかった。
これから先、ずーっと丹後くんといられるんだって思うだけで嬉しいの。
本気でプロポーズされてるわけではない。
わかってるけど、子供のあたしにとってはこの言葉が何よりも嬉しかったんだ。
「……うん、する。約束だよ?」
「あたりめーだろ。俺、ぜってー妃紗のこと離さねぇから」
丹後くんがあたしの目をしっかり見て言った。