Dear HERO[実話]
私の連絡先を聞こうとするときの、あなたの恥ずかしそうな姿がとても意外で驚いた。
こっちにまで緊張が伝わってきて、もしかしたらあの時あなたの心臓のドキドキが聞こえていたのかもしれないね。
あの瞬間があなたに近付けた第一歩だった…
初めて二人でデートしたとき、優しい人だと知った。
子どものように無邪気に笑うことも、私が動けなくなるくらい真剣な目をすることも分かった。
一つ一つの言葉が温かくて、真っ直ぐ私の心に響いてくる。
それがとても心地良くて安心する自分が居て、ずっと聞いていたいと思った。
クリスマスイブ…
「メリークリスマス」と言って笑顔でプレゼントしてくれた赤いハートのクッションを抱き締めながら笑顔が溢れ続けた。
今も私の一番近くにある…