君は特別です。

◇俊介side 未桜にとってあいつは…




◇◇◇




「佐々木くーん。待ってくださいよ。」






後ろから篠崎の声が聴こえる。





今、俺は篠崎から逃げている。というか、篠崎と追いかけっこをしている。






何故なら篠崎と顔を会わせたくないからだ。






あんなかっこわりぃ所を篠崎に見られて、篠崎に合わせる顔がない。





そして追いかけっこを始めて、かれこれ10分たった。






この前追いかけっこをしたときより、倍以上の時間だ。






勿論息は切れ切れで。





「「ゼェゼェハァハァ…。」」






少し落ち着いた所で、篠崎が口を開いた。

















< 136 / 253 >

この作品をシェア

pagetop