不滅のLIAR!
俺は大きく息を吸い、肺の中の全ての空気をフーッと吐き出しながら、運転席の背もたれにゆっくりと体を預けた。


身も心も湯舟に浸かる感覚にかなり近い。


「ねぇ、晶」


はしゃぎ終えたリンが同じく背もたれによしかかりながら、静かに俺に問い掛ける。


「この二週間を一言で例えるなら?」


冷静さを取り戻した俺は、少しだけ考えてから。


「……怖かった。初めてリンがいなくなるかもしれないって、怖くて泣いた。こんな感情、リンにしか抱いた事ないよ」


「そっか。何なら今泣いてもいいんだよ?ヨシヨシしてあげる」


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