心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
悔しいことに、この毒舌変人偏屈悪魔さんは、勉強だけは! よーくできるんですよね。





そんでもって、教えるのも、ひっじょ〜〜〜に、上手い。





それは、この勉強嫌いのあたしが、カナタの教えを乞うことで、県下一の難関校に入れちゃったことからも、容易に証明できるわけですよ。







と、いうわけで。




さっそくその日の放課後、教室に残って古典を教えてもらったわけです。







「みーちゃん。


まず、基本の基本から確認するよ?」






「は、はいっ!!」







カナタ先生が真剣な表情で言うので、あたしは居住まいを正した。







「そもそも、助動詞って、なんなのかわかってる?」






「へ??

じょ、助動詞は助動詞でしょ?」






「だから、助動詞の文法的な特徴だよ。

動詞とか名詞と、何が違うの?」






「うーん………」







あたしは考える振りしてみたものの、ほんとはこの脳の中に答えは入ってないわけですから、あんまり意味ないわな。







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