心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
*
加賀さんは、振り向くことなくあたしの手を引いて、どんどんと歩いて行く。
どこに行くつもりなんだろ………。
と疑問に思うけど、加賀さんの肩がいかっているのを見ると、何も訊けない。
加賀さんは生徒玄関から外に出て、校舎の裏庭まであたしを連れて行った。
裏庭はあんまり来たことがなかったけど、思ったよりも木がたくさん生い茂っていて、暗くて寒々しい感じがする。
「あの、加賀さん………?」
加賀さんは、やっと手を離してくれた。
手首をきつく握られていたからか、指先が冷たくなっている。