心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
*
町はもう真っ暗だった。
駅からの道をいつもより早足で歩き、やっと家が見えてきた。
「ーーーあっ、そーいえば!!
お母さんに連絡するの忘れてた!!
こんなに遅くなっちゃって、心配してるかも………」
「………うん、そう、だろうね……」
カナタの返事は、なぜだか歯切れが悪い。
「どしたの、カナタ」
「………いや、……別に……」
「なによ。
あんたは沢尻エリカかっ!!」
「は? だれそれ」
あー、やっぱり知らないかあ。
まあ、そうですよねー。
カナタだもんねー。