心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
「みーちゃん、おはよ」






カナタは、何事もなかったような顔で、うちの前で待っていた。






「………おはよ……」





「……なに、みーちゃん。

またそんな変な顔して。


まるでヒキガエルみたいだよ」







………むかっ。





ほんといちいち腹立つわー、このヒト。







「なによ、変な顔って!!


ちょっと考え事してただけ!」






「へぇ?

みーちゃんのくせに、考え事?

珍しいこともあるもんだね」






カナタは片方の眉を上げて、意地悪な表情を作った。


まー、なんて腹立たしい顔!!







「きーっ!!

もー、みんなしてあたしのこと馬鹿にしてーっ!!

あたしだって考え事くらいするっつーのっ!!」







あたしはカナタの肩を小突きながら叫んだ。







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