心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
「隣のクラスの子に聞いたんだけど、なんか、椎名くんの彼女が、自分で言ってたらしいよ」







…………はぁ?




自称、彼女。ってやつ?







「だから、怪しいなぁ、とは思ってたんだけどね。



なぁんだ、やっぱり嘘だよね〜。



あー、よかった」







西村さんは、なんでか嬉しそうな表情で、一団を率いて去って行った。








………うーん、カナタさん。



あのヒト、顔だけは良いからね。





たまーに、こーゆー目に合うんだよね。




一言口きいただけで、勝手に『わたし彼女』とか言っちゃう、みたいな。




あー、かわいそうなカナタ。





でも、カナタは基本、誰が自分に何を言おうが、完全に放置するから。




結局そーゆー話は自然消滅して、有耶無耶になってくのがいつものパターン。






………ま、きっと今回も、カナタの圧倒的な冷たさというか無関心に泣かされる哀れな女子が、一人増えるってだけでしょ。







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