With a smile
「なんで嫌いなんですかっ?」

さっきこの話は完全に拒否されたけれど、もう止められない。

「大体、ちゃんと話した事あるんですかっ?」

デリケートな事なのに、なぜだかケンカ腰になっていた。

建都さんの事だからムキになっているのかもしれない。

涙もすっかり乾いていた。

「話す事は無い。あいつにも、マッキーにも」

明らかに不機嫌な顔をしている。

「あります、あるはずです。私がセッティングします。お酒でも飲みながら話せばきっと分かり合えます」

「酒、嫌いだし」

あ、そうだった、建都さんも弱いし。

「じゃ、じゃあ、ケーキとか。甘い物食べながらだったら落ち着くし」

「甘いのも嫌い。ってなんだよケーキって、男2人でケーキって気持ち悪いだろ」

あ、そうかも。

えーと、じゃあ・・・。


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