【続編】裏切りゲーム~最悪な誕生日~

「コレっすか?プレゼントって‥友だちか誰かにあげるんですねー」


青い袋を拾い上げ茶髪少女に渡す。


「「そうこれ!どうもありがとう、良かったらこれ貰ってくれる?」


え!?なぜオレに??


動揺を隠せないオレを見てさらに話を進める。


「「あげようと思ってた人‥雅はもういないから、私雅の浮気相手で今日彼の誕生日だったのよ」」


この人なに一人でスゴいこと暴露してるんだ??


雅は多分さっきアナウンスされた人のことだろう。
 

雅って人オレと誕生日同じなのか。


「本当に貰っていいんっすか?」


「「いいわよ!別に、もういらないしーあっても邪魔なだけよ!」」


なかば強引にプレゼントを渡され早足で歩いていく。


そうだ!名前聞いてなかった!!


「あの!名前は!!」


久しぶりに大声を出し、聞こえたか心配だったが茶髪少女は髪を揺らしながら振り向いた。


「「名前?葵、これ以上は言わないから!」」


葵さん‥か‥。


葵さんは何かから逃げるように人ごみへと消えて行った。










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