世界で一番怖い人
先輩は頭から水をかぶっていた。


私はゆっくりと近づいた。



「せ、先輩。お疲れ様です!タオルどーぞ」



私は背後から声をかけタオルを突き出した。


ついでに、頭を下げながら。



「おぅ…。」



受け取るとそれで顔と頭をふいた。
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