世界で一番怖い人
「なんでもねーよ。ばーか」



俺はまた歩き始めた。



福井も急いで俺の後を追ってきた。



無事民宿に着き、荷物を片付け、福井と別れた。




俺は一人で外に出て、月を眺めた。



「ふー…」



ずっとモヤモヤしていたものが無くなった。




やっと気づいたんだ。自分の気持ち。









俺は…福井のことが好きだ…。

< 78 / 116 >

この作品をシェア

pagetop