打ち上げ花火とミルクティ
「そうなんですよ。ちょっと時代遅れな気もしますけど、この店は別格らしいですよ。店っていうか、ここの踊り子がすごいらしいです」


「ふ~ん」


「興味ないですか?」



会話中でもお構いなしに食事を続ける青田。



それもなんだか好ましく思える。


ハフハフ。


ハムハム。


まるで子供のような食べ方だ。


「まぁ、あんまりないですね」


「やっぱり女嫌いなんだ」



また来たか。



少ししつこいのもこの男の特徴ではあるが、それにももう慣れていた。



「だから、嫌いじゃないですって」


「じゃぁ、行ってみましょうよ」



青田は笑った。今度は確実にニヤリと笑った。




コイツ、俺を連れて行くためにわざわざ女の話を振ったのか。



なかなかの策士だ。




恵斗はため息をついた。



女嫌いなのかそうでないのか、その話をもう二度と振られないように、そのストリップとやらに行ってやろう。



女嫌いだと言えば理由を聞きたがるし、女好きだと言えば理由を聞いて来るやつはいない。



ならいっそ、女嫌いだと思われないようにすればいいのだ。
< 78 / 78 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

雨降って、血固まる。
結子。/著

総文字数/35,041

恋愛(純愛)217ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
突然現れた 190cmの鴉 ひび割れた生活 壊れた心 私は その真っ黒な鴉に どうしようもないほどに 魅了された ※1ページの文字数はかなり少な目です。 ※グロ表現、性的表現が少しあります。
最低の恋を、してみました。
結子。/著

総文字数/62,600

恋愛(実話)259ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
あんたって、 ホンマに最低やわ。 あんたを好きになって、 あたしも最低になった。 それでもあたしは、 あんたが大好きやったよ。 ※実話を元にしたフィクションです。 2012.4 オススメ作品に選んで頂きました☆☆
アカイツバメ
結子。/著

総文字数/1,445

恋愛(純愛)7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
俺の住む町にはこんな噂があった。 『目でイかせるAV女優がいる』 初めてこの噂を聞いた時、 何故か異様に興奮した事を覚えている。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop