【短編】弟はキューピッド!?
「勇太!!」
ありったけの力で叫ぶ。
勇太が振り向く。他の人も見てたのかもしれないけど、わたしは勇太だけを見つめる。
いまわたしに出来ることは、ただひとつ。
「勇太!わたし勇太の姿ちゃんと見てっから!!
だから、絶対・・・絶対、勝ってね!!!」
驚いたように目をまるくする勇太。
でもすぐ大好きな笑顔をみせて言った。
「あたりめぇだろ!」
サーブのホイッスルが鳴る。
勇太・・・信じてるよ。