期間限定の彼女


「送ってもらって ゴメンなさい」


「気にすんな!仁科さんと別れて
あと少しで お前も上がる時間だなぁ~
って思ったから 待ってただけだから」


「でも 真希が たまたま早く上がらせて
くれただけで 普通だったら
1時間半待ちだったよ」


「まぁーな 大切な人だからな
夜道でなんかあったら困るしな」


大切な人???


あたしのことが
大切な人???


「えっ・・・」


一瞬 言葉に詰まるあたしに


「勘違いすんな!
彼女役として 大切と言うことだから」


「わ・わかってますよぉー」


勘違いしないよ
しませんよ。。。


ドキッとしたのは
事実だけど。。。





悲しいな。。。


それから あたしは
車で 並木パレスまで
送ってもらったのだ。






< 107 / 281 >

この作品をシェア

pagetop