幸せの神様。
『凪、あったかいね』



暑苦しい筈なのに、あったかいと言った



『優しいね』



違うのに、君は俺に優しいと言った



優しくなんかないよ



俺は君を不幸せにする人間だ



幸せになって欲しい



違う



幸せにしたいよ



俺が。



“悲しい”



が降りかかってこないように君を守りたい



それは許されないのかな?



どうしてもっと割り切れないんだろう



難しいな



側を離れる以外、俺に出来る事ってないのか?



何かしたくて



抱き締めていた腕に更に力を込めた



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