幸せの神様。
『頭上げールイが帰ってくるけん。あの子ば頼むよ。あの子…『なぎーただいま!!幸ばぁ、ただいま』



ん?



幸さん何か言いかけた?




「あれ?倖は?」



『置いてきた』



「そっか」



『あらあら…倖ちゃん、可哀想やねー』



『「そぉ?」』



無意識に声が揃ってしまい、顔を見合わせて笑った



その横で、おばあちゃんが切なそうに笑って居たと…全く気付かずに。



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