幸せの神様。
「凪、ありがと」



指輪を嬉しそうに眺めながらそう呟いたルイ



「外しちゃダメだからな」



「分かった」



ギュッと手を繋いで家路につく



「凪、これからよろしくね」



改めて言われた言葉



「俺のほうこそ…よろしく」



「フフッ、凪のバーカ」



バーカ



そう言われても全然、怒る気にならない



バーカが好き



と聞こえる



そんな俺の耳は重症だ



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