did play...?
優介は黙り込んでしまった。

「優ちゃん、あのね、竜ちゃんが

 浮気したんだよ!この子とちゅーし…」

ビタンっ!

「は…!?」

知らないうちに美麗さんをビンタしていた。

「竜太は悪くない!元はあんたが…

 あんたがわるいんじゃない!

 竜太に謝れ!」

すると、「んー」と美麗さんは

考え込み、笑った。

「えー嫌よ、嫌。だってぇー…

 元はと言えば、優ちゃんを好きに

 させたあんたが悪いの。竜ちゃん
 
 のことを好きにさせたあんたが

 悪いの。わかる??

 あんたはこの二人といると

 二人に迷惑かけるのよ?

 こういう人なんていうか…わかる?

 最低女っていうのよ、最低。」

言い返せなかった。当たってるような

気がしたから。

「美麗!」

優介が止めに入ったがとまらなかった。

「最低よ。好きな人を傷つけて

 …そんなに楽しい?」
< 54 / 71 >

この作品をシェア

pagetop