A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「お客さん?」
「そ。悠も諒も全然敵わないようなお客さんだってさ。そいつがね、その・・・ちょっと美樹の身体使って、こっちにコンタクト取ったっていうか・・・」


 美樹は立ったまま、自分の頬に両手を当てた。


「うそ・・・何も覚えてない・・・」
「だよねー・・・」


 彩は苦笑して。


「そいつに敵意はなかった。けど、美樹に何かの変化があるかも知れないって、悠が心配してた」
「そうなの・・・でも、今のところ何も・・・」
「まぁ、変化があったとしても心配ないよ。あたし達がついてる」


 お互いに視線を合わせて、笑い合う。
 これからどうなっていくのか、美樹にも彩にも、何も分からない。
 悠や諒でさえ、未来は見通せないのだ。
 ただ昨夜の小さな波紋は、彩の心の中で少しだけ警鐘を鳴らしていた――。
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