あの頃のままで
「遥!めちゃくちゃ綺麗‼︎」

「ありがとう。」


真っ白なウェディングドレスとベールを着けた遥は、今までに見たことないほど綺麗だった。


遥の笑顔が幸せそうで、自分も嬉しくなってくる。


やっぱり、親友の結婚式は感動する。


今まで、何度か結婚式に出席したことはあるが遥のウェディングドレスが1番綺麗に感じる。


「わざわざごめんね。地元まで戻ってきてくれて。仕事、忙しいんでしょ?」

遥が申し訳なさそうに謝る。


「何言ってんの!親友の結婚式だよ?何があっても参加するに決まってんじゃん。」


「ありがとう。あと、ウェルカムベアも…」


「あぁ…アレね。無事に完成してよかったよ。」


今回、遥の結婚式をやるにあたって、自ら志願した。

ウェルカムベアの作成。


何か、遥の為に出来ないかと考えてこれだったら出来るかな?と思ったのだ。


ウェルカムベア=テディベア

なんだけど…

意外に難しいし、仕事終わってから家でもくもくと裁縫の日々。

慣れない事をするもんじゃないな。とも思ったけど、全く苦にはならなかった。










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