滴る雫は甘くてほろ苦い媚薬

「……」


建物の窓ガラスに写る自分の姿。


ーー別に変…じゃないよね。



ただでさえ童顔なのに、
よくよく見ると更に幼くなったようにも見えるかも。




「前髪短く切り過ぎたかな…?」




ガラスに近づき眉が隠れるぐらいまで切った前髪を一掴みしマジマジと自分の顔を見つめる…。







その瞬間、バンッ!と窓ガラスをおもいきり叩く音が向かい側からしてきて、

思わずビクッと驚いてしまった。




そしてよくよく目の前に写る人影を見ると……!










「まさか、こんなとこにいるとは思わなかった」


ーーそれはこっちのセリフだよ。





近くの百貨店の中にあるスタバでキャラメルマキアートを頼み、
外の町並みが一望出来るカウンター席に座った私。



そして既に隣の席に座る相手は、

この寒さなのにフラペチーノを美味しそうに頬張っている。


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