もしも…

結愛の受験

直人side



そして

9月25日…

結愛は受験に…

受験に関係ない俺は学校に…

結愛はどうだったかなって考えてると…

前の席の女が声をかけてきた…

『ねぇー!!』
俺は少しムッとして
『なんだよ!!そんなでけー声で呼ばなくても、聞こえるっーの』

するとそいつは
『ごめんね…だってきずかれなかったら嫌だし…』
って上目づかあいで

俺は正直少し可愛いと思ってしまった…
女の上目使いは、男ならだいたい、嫌いなやつはいない…

俺は
『で、何?』
て、聞いた…

そいつは
にっこり笑って
『陣内くんって青木さんと付き合ってるんだよね…
ちょっとお願いがあるんだけど…
今日じゃなきゃ話せなさそうだったから…』
って

俺は表情を変えずに…
『何?』
って言うと

そいつは…
『ちょっと体育倉庫で話そ!!
ここじゃちょっと』
って

俺は手を引かれてそいつについていった…

そいつは入江まどか
といって…

男子に人気の美人で…

体育倉庫について…
入江は、
俺に
また、上目遣いで、
甘えるような声で
『ねぇー
私好きなんだけど…
私二番でもいいから…
陣内くんの彼女にして…』
って言われ…

俺は
困った顔になり…
『嫌…それは、できない…わるい…』
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